新年が明けて新たな気持ちを迎える時期や、年齢の変わり目に気になるのが「厄除け」の参拝時期です。いざ厄除けに行こうと思っても、「いつからいつまでに行くべきなのか」「大安などの吉日を選ぶべきか」「早生まれの場合はどう数えるのか」など、さまざまな疑問や迷いが生じやすいものです。神社仏閣のしきたりや最適なタイミングを知っておくことで、慌てずに落ち着いて準備を進めることができます。
本記事では、厄除けに最適な期間や日取り、おすすめの時間帯から、男女の厄年の数え方、初穂料の目安、参拝時の服装に至るまで、読者の皆様が抱える疑問を分かりやすく徹底的に解説します。今年こそしっかりと厄を払い、健やかで平穏な一年を過ごしたい方は
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:厄除けは一般的に元日から節分までの期間に行くのが最も一般的とされていますが、立春前であれば一年を通じていつでもお参りが可能です。
- 要点2:日取りは「大安」などの吉日が人気ですが、混雑を避けるなら平日や午前中の早めの時間帯を選ぶのがスムーズです。
- 要点3:男女の厄年は数え年で計算し、前厄・本厄・後厄の3年間は心を引き締めて過ごす重要な期間となります。
厄除けはいつ行くのが正解?元旦から節分までの期間とベストなタイミング

厄除けをいつ行くべきかという疑問に対して、日本の伝統的な風習において最も推奨されているのは「元日から節分(2月3日頃)まで」の期間です。旧暦では節分が一年の区切り(大晦日に相当)とされていた名残から、新しい年の始まりや節分までに厄を払い清めるのが最も縁起が良いとされてきました。
しかし、神社仏閣によっては「一年を通していつでも厄除けの祈祷を受け付けている」ところも少なくありません。そのため、「どうしても1月や2月に行けなかった」「うっかり節分を過ぎてしまった」という場合でも、焦る必要はありません。思い立ったが吉日という言葉通り、自身のライフスタイルや体調、スケジュールに合わせて都合の良い時期に参拝しても問題ありません。
また、厄除けの期間に関して広く知られている疑問や情報を分かりやすく整理するため、以下の比較表にまとめました。参拝スケジュールを立てる際の参考にしてください。
| 参拝の時期・タイミング | 特徴・メリット | 注意点・留意事項 |
|---|---|---|
| 元日〜節分(1月〜2月上旬) | 伝統的な風習に最も適しており、一年のスタートを清々しく迎えられる。 | 初詣客と重なるため、神社仏閣境内や周辺道路が非常に混雑しやすい。 |
| 節分以降〜年中(春・夏・秋) | 混雑が緩和され、落ち着いた環境でゆっくりとご祈祷や参拝ができる。 | お寺や神社によっては特定の祈祷期間を設けている場合があるため要確認。 |
| 大安などの吉日・土日祝日 | 日取りを重視したい人や、スケジュールを合わせやすい人に人気。 | 非常に混み合うため、待ち時間が長くなる覚悟や事前の予約確認が必要。 |
| 平日の午前中(早めの時間帯) | 比較的空いており、静寂な雰囲気の中で丁寧な祈祷を受けやすい。 | 仕事や学業のスケジュール調整が必要になる場合がある。 |
大安などの吉日を選ぶべき?厄除けに行く日取りの考え方
神社仏閣にお参りする際、「大安」や「友引」といった六曜の吉日を気にする方は多いでしょう。結論から言うと、厄除けに行く日は大安などの吉日を選ばなければならないという厳密な決まりはありません。
神道においては、神様に対してお参りやご祈祷を行う日として「日を選ぶ」というよりも、本人が心身を清め、誠実な気持ちで向き合うことが何よりも大切にされます。そのため、仏滅であっても厄除けの祈祷を断られるようなことは基本的にありません。
とはいえ、やはり縁起を担いで大安や週末に参拝したいと考える人が多いため、吉日や土日祝日は境内が大変混雑する傾向にあります。混雑を避け、自分のペースでゆっくりとお参りしたい場合は、あえて平日や赤口・仏滅などの日を選ぶのも賢い選択肢と言えます。
厄除けに行く際のおすすめの時間帯と混雑回避のコツ
厄除けの祈祷を受ける際、どの時間帯を選ぶかによって当日のスムーズさが大きく変わります。一般的に、神社仏閣の受付時間は午前9時頃から午後4時頃までであることが多いですが、特におすすめなのは「午前中の早い時間帯(9時〜10時頃)」です。
午前中の早い時間帯は、空気が澄んでいて清々しい雰囲気が漂っているだけでなく、参拝客の列がまだ短いため、受付から祈祷までの待ち時間を最小限に抑えることができます。逆に、お昼前後や午後の時間帯は、遠方からの参拝客や家族連れで一気に混雑する傾向があります。
特に1月中の土日や節分の時期に参拝する場合は、時間に余裕を持ったスケジュールを組み、可能であれば平日の午前中を狙うか、事前に公式サイトなどで祈祷の受付時間や予約の有無を確認しておくことが大切です。
男女の厄年の数え方と、前厄・本厄・後厄の過ごし方
厄除けを検討するうえで欠かせないのが、自身の年齢が「厄年」に該当するかどうかの確認です。厄年は数え年(生まれた年を1歳とし、元日を迎えるごとに1歳加算する年齢の数え方)で計算するのが伝統的な習わしです。
一般的に、男性の厄年は25歳、42歳、61歳、女性の厄年は19歳、33歳、37歳、61歳とされています。その中でも42歳(男性)と33歳(女性)は「大厄(たいやく)」と呼ばれ、人生の大きな転換期や心身のバランスが崩れやすい時期として、特に手厚く厄除けを行うのが一般的です。
また、厄年は本厄の前後を含めて以下の3年間続きます。
・前厄(ぜんやく):本格的な厄年が近づき、運気が変わり始める警戒の年。
・本厄(ほんやく):災難やトラブルに最も注意すべき中心の年。
・後厄(あとやく):厄の気が徐々に薄れていくものの、油断禁物の年。
この3年間のいずれの時期においても、毎年しっかりと神社仏閣でお参りや厄除けの祈祷を受ける人が多く見られます。
加えて、生まれ年が「早生まれ(1月1日〜2月3日頃までの生まれ)」の方は、「前年の学年と同じになるためどの年齢で数えるべきか」と迷うことがよくあります。伝統的な神道や仏教の考え方では、早生まれであってもその年の数え年に準じて厄年を判断するのが一般的ですが、不安な場合は参拝予定の神社仏閣に直接問い合わせて確認してみることをおすすめします。
厄除けの初穂料(料金)の相場と、参拝時の服装マナー
厄除けの準備を進める中で、もう一つ気になるのが「初穂料(はつほりょう)」の金額と「服装」のマナーです。これらについても事前に把握しておくことで、当日スムーズに参拝を済ませることができます。
初穂料の相場:
神社仏閣でご祈祷を受ける際に納める初穂料(お寺の場合は「御供料」などと呼ばれることもあります)は、一般的に5,000円から10,000円程度が目安となります。金額のランクがいくつか用意されている場合は、自身の気持ちに合わせて選ぶことができます。また、お金は裸で渡すのではなく、できるだけ新札を用意し、紅白の蝶結び(または結び切り)の水引がついたのし袋に入れて持参するのがマナーです。
参拝時の服装:
神様や仏様の前に進み出て正式な祈祷を受けるため、服装は「清潔感のあるフォーマルな装い」が基本となります。男性であればスーツやジャケットスタイル、女性であれば上品なワンピースやスーツ、落ち着いた色合いのジャケットなどが適しています。デニムやサンダル、過度に露出度の高い服装や派手なスニーカーなどは避けるのが賢明です。
【厄除けいつ行く】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:厄除けの祈祷は予約なしでも当日すぐに受けることができますか?
A1:多くの神社仏閣では、特別な事前予約なしで当日受付を行っています。ただし、正月三が日や節分などの大混雑する時期や、一部の有名な寺社では事前予約が必要な場合もあるため、事前に公式サイトなどで確認しておくと安心です。
Q2:節分を過ぎてしまいましたが、春や夏に厄除けに行っても効果はありますか?
A2:節分を過ぎてから参拝しても、厄除けの効果が薄れるということはありません。一年を通して受け付けているところが多いため、ご自身のスケジュールや体調が良いタイミングで誠心誠意お参りすることが大切です。
Q3:数え年ではなく、満年齢で厄除けに行っても大丈夫ですか?
A3:伝統的には数え年で計算しますが、現代では満年齢で厄年を祝ったり祈祷を受けたりする人も増えています。厳格に何歳でなければならないという決まりよりも、厄年にあたる年齢の時期にしっかりとお参りという行動を起こすことが重視されます。
まとめ:心身を整え、自分らしい最適なタイミングで参拝を
厄除けに行く時期やタイミングについて、元旦から節分までの期間が一般的であることや、大安などの吉日、混雑を避ける時間帯、そして厄年の数え方に至るまで詳しく解説してきました。
厄除けの本質は、形式にとらわれすぎることではなく、人生の節目にあたる年齢や時期に自らの心身を振り返り、平穏で健やかな日々を願う謙虚な心を持つことにあります。あまり難しく考えすぎず、ご自身の都合が良いタイミングや体調を最優先にしながら、落ち着いて神社仏閣へ足を運んでみてはいかがでしょうか。